芸協トピックス

協会員サークル活動

  • 駄句だく会(11月)句会報

更新日2015年11月13日

月日/平成27年 11月 9日(月)
出席者/桂小南治・桂竹千代・桂南なん・山遊亭金太郎・山遊亭くま八
三遊亭遊吉・春風亭小柳枝・春風亭傳枝・昔昔亭桃之助・春雨や雷太
柳家芝樂 (五十音順)
不在投句/鏡味味千代・桂右團治・桂夏丸・斎須祥子
句会場/喫茶楽屋
兼 題/「海鼠(なまこ)」

比田 誠子 選

■特選
◎幅広き宿の枕や木の葉髪  金太郎
◎おでん屋の親父寡黙が隠し味  小柳枝
◎木枯しや顔を斜めに駈け出す子 小柳枝

■佳作
着ぶくれと言ひ訳をして肩すぼめ 竹千代
海鼠酢を舌に遊ばせ一人酌む 祥 子
鬼子母神ぎんなん臭ふ夜の静寂 右團治
柿落葉樋に積りて色褪せず 祥 子
賀状書く右手いつしか黒くなり 竹千代
海鼠嚙む力もとうに無かりけり 芝 樂
路線図のやうな配線師走かな  くま八
見た目より強き歯ごたへなまこ食ぶ  南なん
握る手のぬくもり嬉し夜の時雨  傳 枝
軍艦に乗つて海鼠の現はるる くま八
いとをかし紅をさしたる千歳飴 芝 樂
調理師の解剖のごと赤海鼠 小南治
勝負の日南天の実の艶やかに  味千代
初雪や心構へも定まらず 金太郎
朝時雨淡く灯りし街明かり 夏 丸
雑用の終はりし頃の湯ざめかな  夏 丸
終電を待つ赤ら顔息白し 桃之助
沓脱に宿下駄二つ竜の玉 金太郎
シャッターの閉まる通りや冬の月 遊 吉
自然薯の泥黒々と届けらる 祥 子
竜宮城夢見て眠る海鼠かな  味千代
海鼠腸を一気にすすり盃を空け 傳 枝
夜廻りの声を聞きつつうたた寝す 雷 太

遠富士に雲とどこほる海鼠桶  誠 子

*きょうは雑誌の取材が入っているという事で吟行は無し、いきなり句会場の末広亭裏の「喫茶楽屋」へ集合となりました。兼題は「海鼠」、なかなか難しかったようです。
一番詠まれたのは「海鼠酢」で、最初に口にした人の勇気(?)や口に入れた時の嚙み応えなど、同じような発想が沢山ありました。そんな中で、「軍艦に乗つて」現れたり、「竜宮城夢見て」眠ったりする海鼠はユニークで滑稽味があり楽しいものでした。(誠子 記)

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