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  • 駄句だく会(11月)句会報

更新日2017年12月1日

月 日―― 平成29年11月29日(水)
出席者―― 桂南なん・雷門小助六・斎須祥子・山遊亭金太郎・山遊亭くま八・三遊亭遊かり・三遊亭遊吉・春風亭傳枝・昔昔亭桃之助
不在投句――鏡味味千代・桂小南・桂夏丸  (五十音順)
句会場―― 上野広小路亭
兼 題――「焼き芋」

比田 誠子 選
特 選
◎相撲協会右往左往や神の留守 遊 吉
◎エスカレーターマスクとマスク行き交へり 桃之助
◎ミサイルの落ちたる朝の根深汁 傳 枝

佳 作
朝刊を落葉蹴散らし配り行く  金太郎
散る前の抵抗の色夕紅葉 小 南
焼き芋を分けてと言へる仲となり 遊かり
初霜を踏んでははしやぐ登校子 小助六
熱燗や昔の愚痴が長くなり 遊かり
お囃子が焼芋胸に楽屋入り 祥 子
焼き芋を摑む真白き軍手かな  遊 吉
寒風に牛の瞳のすまなさふ  味千代
焼き芋の売り声街の黄昏に  夏 丸
撫牛の角磨り減りて冬温し 金太郎
山紅葉朽ちしりリフト隠しをり 小 南
冬の雨お目当ての店定休日  味千代
七五三笑顔になりぬ仁王像  小助六
見比べて見栄で熊手を大きくし 遊かり
五所川原音を吸ひ込む雪の原 小 南
痴話喧嘩空に大きな冬の月 夏 丸
懐かしきひとの便りや玉子酒 夏 丸
焼芋や笑顔ゑがほの半分こ 南なん
納豆キムチに玉子入れたる霜の朝 南なん
シャッターを開けしパン屋へ冬日燦  桃之助
寒鰤は鹿児島産に限るといふ  くま八
アメ横の塩辛声の年の暮  南なん
鯛焼喰ふ湯気に眼鏡をくもらせて  遊 吉

(小柳枝師匠)
吟行に焼藷配りくれし人  誠 子

*今回の特選句には、<相撲協会右往左往や神の留守 遊 吉>、<エスカレーターマスクとマスク行き交へり 桃之助>、<ミサイルの落ちたる朝の根深汁 傳 枝>の3句をいただきました。
日馬富士の引退騒動、街に溢れるマスク、北朝鮮のミサイル打ち上げ――これらの超新鮮なネタに季語を取り合わせた大胆な発想は魅力的です。
平成10年に発足した「駄句だく会」も、金太郎師匠のお世話により20年間続けて来られました。20周年を迎えるに当たり、若いお笑いの仲間から、新鮮な活気に満ちた俳句が発信されることを来年も期待しております。 (誠子 記)

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