更新日2024年2月28日
当協会の下記演者が、令和5年度(第74回)芸術選奨新人賞を受賞しました。
令和5年度(第74回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞
桂小すみ 音曲師 「国立演芸場3月中席」ほかの成果
ねづっち 漫談家 「ねづっちのイロイロしてみる60分」ほかの成果
今後のより一層の活躍をご期待ください。
(下記文化庁サイト転載)
○桂小すみ 贈賞理由
甲高い喋りが明るい。達者な三味線と唄は通常の寄席の俗曲にとどまらず、洋楽と邦楽の折衷に、観客の驚きと笑いを生み出す。三味線を置いて他の楽器を取り出すこともしばしば。元々の音楽歴に、寄席囃子での相当の蓄積ののちに、前座修業から音曲師として高座に上がり、その全てを紡ぎながら、この数年での芸の駆け上がりは目を瞠るものがある。三味線のベースの上に、かつてない寄席の芸が生み出された。大きな期待ができる。
○ねづっち 贈賞理由
落語家の心得の一つである謎かけを、子供から大人までエイジレスで楽しめる芸に昇華させた功績は唯一無二。漫談家としての話芸も群を抜き、平成23年より開催中の単独ライブ「ねづっちのイロイロしてみる60分」では、50分近い漫談で観客を釘付けにする。YouTube「ねづっちチャンネル」の登録者は25万人を超え、毎日新ネタをアップする日常を10年来続けている。落語芸術協会、漫才協会に所属し、年間出演数は約500回。寄席芸人としての存在感も目を見張る。