更新日2014年5月24日
平成26年5月19日(月)
当協会所属の春風亭柳桜(本名:吉沢正雄)が糖尿病による多臓器不全のため、ご自宅にて逝去しました。享年61
≪略歴≫
昭和27年10月22日生まれ (出身地 東京都港区)
昭和54年 春風亭柳昇師匠に入門、「春風亭柳太郎」となる
昭和59年3月 二ツ目に昇進
平成5年5月 真打昇進 「四代目 春風亭柳桜」襲名
古典落語を中心に軽快につとめる明るい高座が魅力の演者でした。
得意演目は「羽織の遊び」「素人鰻」「初天神」「居酒屋」「たぬき」「雑俳」「たらちね」「桃太郎」など。
20代で難病ビュルガー病を患い、40代で両足切断を余儀なくされ、両足共に義足を装着してリハビリに励み、平成7年ハンディを克服し高座へ復帰しました。
高座へ復帰したのちは、寄席に出演する傍ら、全国各地で様々な講演会にも出演しました。
平成26年2月21日の昭島市での落語会”若松寄席”への出演が最後の高座となりました。演目は「小言念仏」でした。
なお、葬儀はご遺族のご意向により密葬にて執り行われます。
生前のご厚情を感謝し、ここに慎んで哀悼の意を表します。