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更新日2024年2月9日

【訃報】春風亭小柳枝

令和6年1月31日(水)午前11時52分
当協会所属の落語家・相談役 九代目春風亭小柳枝(本名:臼井正春 うすいまさはる)が老衰のため、埼玉県内の病院にて逝去しました 享年89

【略歴】
昭和11 年1月18日生まれ (出身地 東京都新宿区四ツ谷荒木町)
昭和40年5月 四代目春風亭柳好に入門 「笑好」
昭和43年9月 二ツ目に昇進
昭和51年 春風亭柳昇門下に移り 「鶏昇」
昭和53年9月 真打昇進 九代目春風亭小柳枝を襲名
【受賞歴】
昭和51年 NHK新人落語コンクール優秀賞
平成3年 文化庁芸術祭賞
平成25年 文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞
【得意演目】
「二番煎じ」「井戸の茶碗」「柳田格之進」「抜け雀」「文七元結」「妾馬」 など

サラリーマン生活を経て四代目春風亭柳好に入門、のちに春風亭柳昇門下へ移籍。
端正な高座が魅力の古典落語の本寸法。当協会の重鎮で且つ偉大なる存在でした。
他にも、寄席の夏の風物詩、ハワイアンバンド「アロハマンダラーズ」のウクレレとボーカルを務める一面も。柔和な笑顔と厳しく律するその姿勢は万人に愛される師匠でした。
平成7年6月理事就任、令和元年より相談役。当協会の指導役として長きにわたり協会発展に努めました。
平成28年脳梗塞で倒れた後もリハビリにつとめ、幾度となく寄席の高座をつとめ、アロハマンダラーズでは唄を披露しましたが、加齢もあり近年は高座の機会がありませんでした。
1月 31日は朝食を食べた後、穏やかな顔で眠るように亡くなられたとのことです。

寄席定席の最後の高座は平成30年9月20日浅草演芸ホールでの「厩火事」でした。

葬儀は本日2月9日近親者にて執り行われました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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