更新日2020年5月30日
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府の緊急事態宣言および東京都の休業要請に応じ寄席公演を中止しておりましたが、政府の緊急事態宣言の解除、東京都の休業要請のステップ2への移行 をうけ、6月1日から寄席公演を一部再開することといたしました。
休業期間中、落語芸術協会・落語協会は各寄席と再開に向けて協議を続け、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、鈴本演芸場の所属する全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)により「演芸場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(下記リンク参照)」を作成いたしました。(このガイドラインは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を踏まえ、専門家の指導を受け作成し全興連の監督官庁である厚生労働省に確認を頂いております。)
寄席再開に関しては、こちらのガイドラインに沿って万全を尽くす形で当たってまいります。つきましては、体調不良の方の入場お断り、マスクの着用、入退場・着席方法の制限、休憩時等大声での会話の制限、出待ち入待ち差し入れのお断りをはじめお願いすることが多数ございます。各種要請に従い入場者数の制限もございます。ご来場時は寄席の指示に従って頂きますようお願い申し上げます。
また、演芸場は興行場法により高い換気性能が義務付けられておりますが、扉等開放による換気機会を増やすため、仲入り(休憩)の回数も増やして対応いたします。
出演者側も入館時の検温、手の消毒をはじめ、必要最小限人数の楽屋滞在、高座以外でのマスク着用、用具の随時消毒など万全の対応をしてまいります。
寄席再開に関しては各寄席状況が異なるため、下記の対応となっております。
・新宿末広亭 6月1日昼席から営業再開(当協会は六月中席より)
・浅草演芸ホール 6月1日昼席から営業再開
・池袋演芸場 6月末日まで休業いたします
・国立演芸場 7月末日まで定席興行は休業いたします
・お江戸上野広小路亭 6月1日昼席から営業再開
・仙台花座 6月1日昼席から営業再開
* 広小路亭、花座は全興連には所属しておりませんが、準じた対応で再開いたします。
このような状況下、お客様に対しても様々な制限やお願いを前提とした寄席再開であることを何卒ご了承ください。ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人落語芸術協会 会長 春風亭昇太