更新日2020年6月1日
当協会の講談師 神田伯山がこのたび、第57回ギャラクシー賞テレビ番組部門フロンティア賞を受賞しました。
受賞対象はYouTube伯山ティービィーの発信についてです。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設した歴史ある賞です。
審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当します。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多いなか、ギャラクシー賞は、放送批評懇談会の会員が一貫して審査にあたり、賞の独立性を維持しつづけています。
-----
「神田伯山ティービィー」は、2020年2月真打昇進を機に大名跡を襲名した神田松之丞改め神田伯山が「何としても講談の面白さを知ってもらいたい」と立ち上げた YouTubeチャンネルです。襲名披露パーティから披露興行まで、口上や高座の映像だけでなく楽屋の風景までもが臨場感たっぷりに編集され約1ヶ月間リポート動画として、興行の翌日に毎日配信されました。撮影は芸人仲間の落語家たち。芸人同士だからこそ撮れる楽屋での芸人たちの姿は茶目っ気たっぷり。これまでテレビや寄席の現場では知ることができなかった寄席演芸の世界を魅力的に伝え、貴重な記録映像となっています。現在チャンネル登録者数は12万9千人、ユニーク視聴者数は126万人にのぼり、講談界に新風を吹き込む新しい映像コンテンツとして注目されています。